ここ数年のAppleが嘘のような完成度のMacを購入したので、Apple信者に返り咲くことにしました。
デイリーユースで快適に使えるノートPCを探していた
オンライン英会話やWeb会議をする機会が増え、これまではiPadでしのいできました。

使っているiPadはiPad Pro 11inchなので、性能面では全く不満はないのですが、操作性でPCの替わりにはなれないと実感していたので、快適なPC環境が欲しくなり、下記の要件を満たすようなPCがほしいと考えていました。
- そこそこ高性能 (iPad Pro同等以上の快適性)
- 高品質なディスプレイ
- 快適なキーボード
- そこそこなスピーカー
- そこそこのWebカメラ
- USB-Cで充電できること
最近のWindowsPCで候補に上がったのは下記です。
- DELL XPS13 (Core i5、RAM8GB、SSD256GB)
- DELL Inspiron 5405 (Ryzen 5、RAM8GB、SSD256GB)
- HP Pavilion 13 (Core i5、RAM8GB、SSD256GB)
- Microsoft Surface Laptop 3 (Core i5、RAM8GB、SSD256GB)
これらのPCを店頭デモ機を確認してみたりしたのですが、キーボードに指をおいたときになんとなくしっくりこない。他に選択肢がないなら選ぶかもしれないが、必ずしもほしいと思えるPCではないなという印象を持っていました。
また、会社ではLenovo X1 Carbon (2018年モデル、Core i5、RAM8GB、SSD1TB)を使っていますが、Web会議のような作業をさせると、ファンが全開で回るアチアチPCになってしまうということを経験していました。
なので、同じようなスペックの薄型PCだと、ファンノイズや熱気を避けられないだろうなと想像していました。
一番良さそうなのは、DELL XPS13やMicrosoft Surface Laptop 3でしたが、価格に見合うほどの価値を与えてくれるか、自分の生活を変えてくれるかというところが引っかかっていました。
そんなこんなで、候補には上げつつも買う決心がつかないという状態が続いていました。
5年前にMacを手放した理由
10年くらい前からApple信者で、iPhoneは
- iPhone 4
- iPhone 4s
- iPhone 5
- iPhone 5s
- iPhone 6
- iPhone 7
- iPhone X
- iPhone SE2
iPadは
- iPad 3
- iPad mini2
- iPad Air2
- iPad Pro 11inch
と、Apple製品を買い続けていきます。2010年くらいからですね。
一方、Macは、
- MacBook Air 13inch (Mid2011、Core i5、RAM4GB、SSD128GB)
- MacBook Pro 15inch (Late2013、Core i7、RAM8GB、SSD256GB)
を使っていました。
MacBookはノートPCとしての高い完成度とビルドクオリティの高さが所有欲を満たしてくれ、使っていて楽しいガジェットアイテムでした。
しかし、その後登場したMacBookはいい噂を聞かないバタフライキーボードやタッチバーを採用したモデルに次々と切り替わっていったため、Macの将来に期待ができなくなり、Macユーザーを卒業していました。5年くらい前ですね。それなりの価格で売却することもできたので、普通のPCに比べたらコスパは良かったと思います。
端的に言うと、「これならWindowsでいいや」と思える程度の認識になっていました。
なぜ、M1 MacBook Airを購入したのか
自分が求める要件をすべて満たした
今回のPC探しで自分が求める要件をすべて高い水準で満たしていました。
MacBook Air (Early2020、Core i3、RAM8GB、SSD256GB)でもそれなりに満たしていましたが、性能がiPad Pro 11inchに劣る点と、排熱が追いつかずにすぐに性能が低下したりする点が不満でした。
そのMacBook AirにM1チップを搭載したことで、上記の欠点を解消するどころか、圧倒的な性能と排熱を意識しなくて良い熱効率を得ることができました。
USB-Cで統一されているため、Ankerの30W電源アダプタやUSB-Cハブ (HDMI、SD、microSC、USB-Ax2)を共用で使うことができます。

Macの不満が解消された
安っぽく感じるバタフライキーボードは、MacBook Pro 16inch (Late2019~)やMacBook Air (Early2020~)から改善され、マジックキーボードという使いやすいキーボードが帰ってきました。
使いにくそうなタッチバーもMacBook Proに限定されているため、MacBook Airを選べば問題なしです。

Macの将来に期待が持てた
ソフトウェアの世界もどんどん進化し、OSに縛られずともある程度のことがこなせるようになってきたので、M1の圧倒的な性能が活かせるシーンはどんどん広がっていくと思います。
M1 Macがこれだけ高い水準で飛び抜けたPCとなったのであれば、今以上にシェアが拡大し、対応するアプリも便利なものが揃ってくるのではないでしょうか?

実際に使ってみて
すでに多くのレビューが上がっており、至るところで大絶賛されているように、性能とコストのバランスは頭一つ飛び抜けています。
Apple製品らしくビルドクオリティも高く、所有欲を満たしてくれます。

M1にネイティブ対応したChromeはすこぶる快適で、Google Mapで多くの建物を3D表示しても、これまでにないスピードで表示してくれます。Youtubeもオンライン英会話も快適です。
これらのタスクがM1とファンレス構造のおかげで無音でこなせるのがすごいです。それもほとんど熱くなることがありません。
今年買ってよかったものNo.1と言えるほど満足しています。

一方、まだ問題もある→解消
IntelアーキテクチャからARMアーキテクチャのCPUに変更されたことに伴い、これまでのIntelアーキテクチャ向けのアプリはRosetta2という仕組みを通して動作するようになっています。
自分の環境では殆どのアプリは問題がないレベルで動いてくれていますが、Google Driveのファイル同期につかう”Googleのバックアップと同期”というアプリが正常に動作してくれません。これについては、正式対応をもう少し待ったほうが良さそうです。
[2020/12/23追記]解消しました

M1搭載Macはかなりおすすめの製品です。
たった10万円程度ですこぶる快適な環境を手に入れることができます。
仕事で使う必要がある方はもう少し様子を見たほうが良いかもしれませんが、普段使いで快適なPC環境を手に入れたい方は勢いで買っても後悔は少ないと思います。